銀座おばん菜「みな美」さんは大満足!

2017年の最終公休日、翌日から怒濤の年末年始ウィークなので、美味い料理と旨い酒・・・となれば、必然的にココになるのデス!
銀座みな美さんは、おばん菜のお店デス。京都の家庭で普通に食べられているお惣菜がおばん菜ですが、砥上マダムのこだわりぬいた品々はお惣菜の域を越えて、食べる者の舌を唸らせマス。知っていて良かった店の一つがココ、「みな美」なのデース(^o^)v
こんばんは~、とご挨拶。マダムは先客の料理作りに忙しいながらも、「今晩はどうぞ~♪」といつも通り元気デス。小上がりに着座し、女房殿と話ながら待ちマス。そーなんデス、マダム一人で切り盛りしているので、マダムのペースに乗る事が大切なのデス。今日は6名と4名の二組がすでにスタートしてました。料理を運び、無駄なくドリンクなどの注文をとり、そして料理にとりかかりながら、お客様との会話もされていマス。「これどうぞ~♪」と、なんとクリスマスで用意した「濁り酒」が登場。「一杯ずつだけどとっておきました」...ありがとうございマース、じゃあ、早速ですが乾杯~(^_-)-☆

おー、女房殿の大好物、いきなりの登場!これがネ~、旨いんだヨ~♪ 肉団子にまんべんなくマブされたタラコの炊き込み~&冬タケノコという最強コンビ。肉は鶏ミンチ・・・いや、もしかしたら肉では無いかも知れないナア~。マダムにいつも聞こうと思ってついつい聞きそびれてマスが、ホント美味しい、みな美らしい逸品デース!

 

となれば、オー、来ました~!

出ました~、米どころ秋田が誇る明治35年(1902)創業の齋彌(サイヤ)酒造店が自信を持っておすすめするブランド「雪の茅舎(ボウシャ)」から純米吟醸の限定生酒、新酒ですゼイ。そして、コレ、これ、この盃が心地良いのデス。そのお酒の味をしっかりと楽しませてくれる器デス。ま、とにかくお疲れ様で...あ、いや、ありがとー。んじゃぁ、どうぞ...それではあらためまして今年もお世話になりました、来年もヨロシクお願いしマスネぇ~、乾杯...お、スーッと...あ、どうぞ...オトトト...まぁまぁ、もう一献...スッキリだね...いただきマース...それではタラコから...いや冬筍からネ...旨いね~、みな美さんの炊き込みだネ~、安心のお味デス。クイーっと...プハ...そして、楽しみなタラコさんデス...ンンン~♪...グビ...オホ♪...グビグビ...美味いなぁ~...シミジミとウマシ...「お待たせしました~!」


お、初お目見えデス。カブの塩麹のべったら漬け風は薄い輪切りを丸めて枕になってマス、そして真ん中は「カラスミ」で左側は干あんず&フレッシュチーズの三点盛り~!!

「この後のお酒、置いときますからお願いしますネ~」

ウハ、鍋島さん2種!

そして司牡丹さんからも2種!!

そうなんデス。呑兵衛夫婦を熟知しているマダムは我々には勝手にやらせてくれるのデス。サービスって紙に書いて「コレしなさい!」ではないのデス。お客様を見て判断するのは基本デス。今は閉店した新橋・烏森のビストロ「ボンシャンス」の大御所お二人もそうでしたが、会話をしながらお客様を知り、どうして欲しいかをさりげなく行う心配りが大切デス。「ありがとーございマース、勝手にやらせていただきマース♪」

さて、4種の美酒を雪の茅舎から眺め、旨そうなツマミとともにメリークリスマース!

カラスミと干しアンズの酷似する食感でありながら、味は甘味と塩味で相反し、カブが仲を取り持つというトリオの調和が素晴らしい...グビグビ...すげえナァ、マダム...え...なんでマダムなのかって? そうですね、おばんざいですから女将さんとかママとかですよね、それはコチラのオーナーシェフである砥上親美さんが、銀座界隈では一世を風靡した有名フレンチの女性オーナーだったからデス。そう「オストラル」、1996年に銀座の並木通りにあるビルの地下でオープンしたその店は現在のフレンチ界でも重鎮のN氏がシェフで、その後シェフとなりこれも現在は高名なK氏が修行をされていたお店で、ここから多くのオーナーシェフが生まれている。日暮里谷中のS氏、M氏や埼玉川口のI氏、藤沢鵠沼のT氏、大阪天満橋のT氏、高知長岡のM氏。さらにソムリエ界の重鎮であるS氏、メーテル・ドテルのM氏とサービス側の人材も豊富で麻布台のO氏、乃木坂のH氏...って、マダム~、ちょっと検索しただけでいっぱい出てくるんですけど...凄いですネ、ちょっとビックリしました<(_ _)>

 

おーコレは!!

刺身でOKな生ホタテのフライ。今、ホタテ高いんだよネ~、ミディアムで優しく仕上げてマス。熱々なのが嬉しい、外はサクっと中身ジューシー、そしてグビーっとで、またまた旨し、国産レモンは酸味強く無しのスッキリ、そして塩は結晶のような天然塩がまたよろしデス...「中オチでーす」

最近ね、醤油が好きなんだな~と実感してマス。やはり生まれ故郷が銚子なので、子供の頃から慣れ親しんだ味のベースが醤油なんでしょうネ。だから残念な味になってると素材が良くてもガッカリなんデス。その点、みな美さんは安心。かなり調味料自体も吟味されており、その風味保持は相当気を配ってマス。中オチにかかっている醤油がまたフレッシュで良く合ってマス。雪の茅舎との相性も良しデス♪

さて、肴が出そろってきたところで、4種飲み比べ大会は開催されました。まず先陣を切るのは迷わずに「NewMoon」、佐賀は富久千代酒造を全国区に押し上げた『鍋島』の新月、新たなる年の始まりの月を祝う数量限定の中汲みのみを使用した純米吟醸の生原酒をこの時期いただけるとは...スーッとネ...ウハー、ミネラル感満載の感動...そして中オチをパクッと...あ~醤油と新鮮な魚の旨味がコレをやると倍増、まさに相乗効果で旨し、嬉しですナァ~。さらに、カラスミ...んん~、生臭さも出ず、旨味だけを楽しませるスーパームーン...でなくてニュームーンは、スーッと身体に染み渡りマス...あ、終わっちゃった...ならば、高知は司牡丹といえば船中八策ですが、この時期限定販売のヒトツボミが最近問い合わせが殺到しているそうデス。コチラで2~3年前にやはりこの時期頂戴していマスが、基本的にドッシリとしたタイプよりもスッキリでフルーティーよりもミネラルな方が好みなので、覚えていマス。これも美味しいのデス!...お、名物の登場だぁ~(^_-)-☆

みな美さんの炊き込み。一つ一つの材料を別々に炊き込みので、手間がかかるおばん菜としての王道を歩むこの料理。素材、そして調味料等、味はモチロン仕上げまでをパーフェクトに仕上げなければいけないコノ料理はコチラの名物デス。まさに一蕾を世に出した司牡丹さんの心情とも見事にマッチしますネ。蕾にはヒト・モノ・コトの意味があり、この酒を手にした方、そして飲まれた方、関りになった方々の前途が明るく拓けますようにと思いを込めているので、数量限定となる一蕾。丁寧な造りから生まれた料理と酒の相性は抜群デース!

2017を締めくくるにはふさわしい夜となってマス。そして鍋島さんを全国区に知らしめる事となった特別純米酒をやりましょうか♪ とにかくバランス良し、スタンダードな旨さですナァ~、スーっと身体に染み渡りますからネ。安心の一献は王道のおばん菜にも良く合いマス。いやぁ~、美味い料理に旨い酒、2017年ありがとー、締めくくるにはふさわしいお店での一時は今年一年のご褒美だナァ~、マダム、ありがとうございマース♪

来ました、来ましたよ~、魚、焼いたのが来ました! となれば船中八策でしょうな。この酒が結局今のところ一番好きかも知れません。タラとノドグロ、そして寒サバ...あれ、一つ多いですが...あ、ありがとうございマス...はい、大好きデス、いただきマス、ありがとうございマース...よく食べ、よく飲む、飲んベえな夫婦は魚の肴が増えてさらに嬉しデス。司牡丹酒造さんは竹村家、坂本龍馬さんは才谷家で婚姻関係にあった可能性が高く蔵元としては一番近しい関係だったそうデス。そして日本酒業界が甘口傾向にあった時に辛口、それも超辛口の酒をあえて造り、名前は坂本龍馬氏にちなんで船中八策と命名。その奇抜なデザインは批判も多かったそうですが、結局飲んだ人はその旨さに惹かれてファンとなる、するとその人目を惹きつけるデザインもまた効果を発揮し、今では代表ブランドとしての地位を確立しているそうデス...これが焼いた魚にもまた良し、なんだナァ~♪ しかしまぁ~、ガスで焼いてるのかな? 全然ガス臭さ無しなのデス。都市ガスは本来無臭なのですが、ガス漏れをした場合に気が付くようにと匂いを添加してるのですよ。コチラでは微塵も感じさせないのが、とても不思議デス...が、旨いからいいよねぇ~。お、凄ぇペース早くネェ? そうだね、ここはやはり、ニュームーンに戻って、いやいや、一蕾のスッキリも捨てがたしダシ...「数の子好き?」「大好きデース」!!

...すいません、ついつい甘えてしまい、お言葉に反応してしまいました。美味しいとわかっているのを目の前にぶら下げられるとツイツイ...ついつい...うんめぇ~!

すると、マダムが「一通り飲んだようですね、実はこういうのがあるの♪」

「開封しちゃったから微発泡感はないけど、飲みやすいんだって。飲む?」「ハイ!」

京都の松本酒造「澤屋まつもと・守破離(しゅはり)五百萬石」。守破離とは伝統を守るがそれに固執せず、常に新たなる壁を打ち破って、やがて独立するという意味で、武芸などの心意気を表す言葉。これまでの松本酒造、澤屋まつもと、とも違う意味で新しいブランド改革に取り組む決意の銘柄だそうデス。スッキリとして旨し、酔いのを...いや、良いのをいただきました(^_-)-☆

〆の吸い物がまた格別デス。結局これでもう一献でお酒もフィニッシュでした。常日頃、在化調好きを公言している俺ですが、年3~4回も節目にコチラに来るのは一食でも無化調をする事で身体を食でデトックスしているのデス...え?...そんだけ飲めばデトックスもねえだろうって...そーですね、結局最後はペロペロですからね~!

いや、美味しくいただきました。みな美さん、ありがとうございマース。現在「みな美」さんは紹介制を導入してますから、もしご利用されたい方がいましたら、ご連絡下さい。また、お一人で切盛りされてるので、マダムのペースにオンブニダッコしてると楽しめます。大人として振舞える方々しか来ませんから、ここの常連さん達はもの凄い方々ばかりデス。そして今日いただいたのは、おつまみコースで一人¥4500也...この内容でのコスパはちょっと他ではお目にかかれません。大満足でした~!!

さて、明日から頑張りマース(^_-)-☆

 

白土さ~ン家の、日々

行き当たりばったりで、日常の事を好き勝手に綴りマース(^_-)-☆